1-3.仕入れ実践編 1.せどり初級編

店舗せどりの仕入れ方法を徹底解説!その2

今回は、その1の続きです。

まだ読んでいない方は、そちらも併せてチェックしてください。

前回は初心者向けの基本的な知識を紹介してきましたが、

今回はより実践的な内容になります。

商品の価格を読み込んでみよう

仕入れる商品を見つけた時の手順を説明していきます。

ここでは、「せどりすとプレミアム」というアプリを使った方法を紹介します。

せどりすとプレミアム

JANコードの入力

せどりすとプレミアムでは、
JANコードを手打ちして商品を検索することができます。

ショーケース内の商品など、

バーコードリーダー(ビーム)で読み込めない商品を検索する時などに有効です。

JANをスマホで読み込み

「せどりすとプレミアム」内で
カメラを起動してJANコードに当てると、読み込むことができます。

ビームで読み込み

KDC200というバーコードリーダーを
Bluetoothでスマホと接続することで、
ビームを使用することができます。

店舗せどりでは、ビームを使って読み込むのがメインのリサーチ法になります。

仕入れ値から粗利を計算

せどりすとプレミアムの操作

今回は例として「JANコード:9784800720306」の商品を見ていきましょう。

せどりすとプレミアムでJANコードを読み込むと、

以下の画像のような表示が出てきます。

次に表示された商品をタップすると、以下の画面が出てきます。

この画面の「仕入値」という項目を見てください。

ここに商品の仕入れ値を入力して、

画面右下の「出品データ採用」をタップすると自動的に粗利が計算されます。

この商品の場合だと、粗利は936円になりますね。

仕入れNGの商品例

実際の商品や値札の写真で解説します。

【商品名】:アズマ 9型フルセグ ポータブルDVDプレーヤー DVD-F924

【JANコード】:4901780628063

こちらのDVDプレイヤーですが、

まずは「せどりすとプレミアム」で利益が取れるのかどうかをチェックしてみましょう。

値札を見て分かるように、この商品は13800円(税込み14904円)ですね。

この数字を「せどりすとプレミアム」の仕入値に入力してみます。

粗利が「-6530円」になっています。

ということはこの商品を仕入れてAmazonで販売すると、

6530円損してしまうということです。

この商品は、利益が出ない商品(仕入れできない商品)ということが分かります。

仕入れOKの商品例

【商品名】:火山灰でできたすごか石けん

【JANコード】:4571138551901

この商品をせどりすとプレミアムで見てみると、「出品者なし」の表示があります。

次にKeepaを見てみましょう。

3980円で問題なく売れてます。

この商品の仕入れ値は1800円(税込み)なので、

せどりすとの仕入値に1800、出品価格に3980と入力します。

粗利1317円と利益額も良いですね。

この商品は利益が出せるので、仕入れていい商品です。

仕入れできる商品が見つかったら

仕入れできそうな商品を見つけたら、
仕入れる前に確認する事があります。

①出品できるかどうか

まずは、その商品が出品できるかどうかを確認しましょう

アカウント作成時期や販売実績によって出品可能な商品・メーカーが人によって違います。

こちらの記事で紹介しています。

「出品規制商品」の確認方法

②商品の売れ行き

その商品がどれくらいの期間に何個売れているかを確認しましょう。

その1で紹介したように、売れるまでの期間は基本的に一カ月ほどが目安です。

③ライバルの確認

最安値近辺で出品しているセラーがライバルになります。

  • ライバルが何人いるのか
  • ライバルは在庫をいくつ持っているのか
  • FBA出品かどうか

を必ず確認しましょう。

②で確認した売れる数と、ライバル人数、在庫数を見れば自分の商品がどれくらいで売れるのか判断する事ができます。

FBA出品者かどうかの確認

ライバルの確認の中でも、FBA出品かどうかは必ず確認しましょう。

FBAで出品をしていると、Amazonのプライム便(速達便)が使えるので、早く欲しいというお客様に選ばれやすいです。

また、AmazonもFBA出品を推奨しているので、FBAで出品しているとカートを取りやすくなります。

④利益率

店舗せどりの場合、推奨する利益率は最低20%です。

基本的には、それ以下の利益率の商品はスルーしていいでしょう。

ただし、例外として納品後、即売れるような回転のかなり良い商品は利益率が20%未満でも積極的に仕入れします。

複利で資金を増やすことが見込める商品です。

仕入れに迷ったら

コンサルなどを受けている人は講師に聞けば良いですが、そうではない人が大半だと思います。

仕入れ判断に迷った場合に考えることは以下の通りです。

赤字にならないか?

その商品の仕入れ後に価格が下がった場合、
赤字にならないギリギリのライン(損益分岐点)はどこかを考えましょう。

そのラインで売れる・そのラインまでに売り切れると判断するなら損することはないので、勉強代として支払ったと思えば良いのです。

損益分岐点を見定めて、暴落した時に赤字になるかどうか、損するかどうかという観点で考えましょう!

回転率が良い商品か?

仮に見込み違いだったとしても、回転の良い商品ならすぐ損切りしてでも資金を回収できます。

しかし、これが回転の悪い(売れ行きが悪い)商品だとなかなか回収できません。

資金の回収しやすさに関わってくるので、必ずチェックするようにしましょう!

単価が低い商品か?

仮に、仕入値が500円の商品で悩んでいたとします。

その商品が見込み違いで売れなかったとしても、損失は500円です。

悩み過ぎるよりも、低単価商品は積極的に仕入れしてみましょう!

仮に売れなくても失敗ではない

「チャレンジしたけど、思った価格で売れなかった」
なんて事になるかもしれません。

でもそれは失敗ではありません。

チャレンジした事によって経験値が蓄積されていき、次のチャレンジの際に必ず活きてきます。

仕入れしたことある人なら誰しもがわかると思いますが、

自分が仕入れた商品・販売した商品の事は忘れません。

どんどん経験値が蓄積されていくので、

その場限りでは失敗でも長い目で見ると経験値を蓄積されています。

さらなる売り上げを生むことになるので、売れなくてもそこまで落ち込む必要はありません。

Amazon本体が出品していた場合

Amazon本体が在庫を持っていても、
カートを常にAmazonが取っているわけではありません。

価格を合わせておけば、いつか自分もカートを取る順番が回ってきます。

その商品を扱っているのが自分とAmazonしかいない場合、「2:8」くらいの割合でカートを取れるイメージです。

その人のセラーとしての実績やアカウント状態にもよるので一概には言えませんが、全く売れないということはありません。

なので、回転の良い商品であればAmazon本体と競合しても問題ないでしょう。

ただ、回転の悪い商品だとなかなか売れない可能性があります。

自分の余力(資金体力)なども考えながら検討しましょう!

仕入れ前に商品の状態をチェック

箱に汚れがないか、潰れてないか

商品外箱に汚れがある場合、
アルコールタオルなどで拭いて綺麗になれば新品として出品しましょう。

色褪せがひどかったり、外箱のダメージがひどい場合はクレームの対象になるので、仕入れは控えましょう。

もしくは、コンディションを中古にして出品しましょう。

新品として出品できるかどうか

判断基準は「自分が買う場合に新品として受け取れるか」です。

「未使用」「未開封」なのは当然ですが

その商品を自分が新品で購入して手元に届いた際に、

嫌な気持ちになるならその商品の仕入れは控えましょう。

それが届いても何も気にならないなら、その商品は仕入れしましょう。

実際に購入しよう

支払いにはクレジットカード(クレカ)を使う

クレカを使って仕入れる事で支払いを遅らせることが出来たり、ポイントやマイルを貯める事ができます。

おすすめのクレカに関してはこちらの記事にまとめているので、参考にしてみてください。

クーポンやアプリを活用しよう

大手チェーンでは、お店のアプリがあることが多いです。

アプリでは会員限定のクーポンがもらえたり、

ポイントカードと同じようにポイントが貯まったりするので必ず活用しましょう。

ただし、家電量販店や転売に厳しいチェーンは、

アプリやカードの履歴で転売目的の購入と見なされることがあります。

仕入れ個数には注意しましょう!

さらに利益を上げるコツ

在庫が他にないか聞いてみよう

お店で利益商品を見つけた時、店員さんに在庫数の確認をしていますか?

店頭に出ていなくても、店舗の倉庫に在庫があることも少なくありません。

利益商品を見つけたら、必ず在庫数の確認をしましょう!

同じチェーンでも店舗ごとに価格をチェックしよう

同じチェーン店でも店舗によって値段が違う事があります。

例えばドン・キホーテは店舗裁量が強いので、店舗によって値段が違う事も多いです。

「A店の価格なら利益が取れるけれど、B店の価格では取れない」ということもあるので、ちゃんと確認しましょう。

展示品は狙い目

見本として展示されている商品は、ものによっては利益が上がりやすい場合があります。

状態がキレイな商品であれば、ほぼ新品のコンディションで出品できます。

また、展示品は値下げ交渉もしやすいので

「展示品なのでちょっと安くしてもらう事は可能ですか?」と1言たずねてみましょう。

展示品は新品在庫があることも

「展示品のみ」の表示があっても、在庫が残っていることがあります。

展示品の価格で利益が出る商品を見つけたら、

店員さんに必ず在庫があるか聞いてみましょう。

商品を自宅に搬送しよう

車を持っていない人は配送サービスを活用

ドンキやビックカメラなど、
〇円以上の購入で無料で自宅配送してくれる店舗もあります。

電車や徒歩でせどりをやっている方は配送サービスを利用して、物量をカバーしましょう!

ドン・キホーテの配送について

ビックカメラの配送について

自家用車に積み込む場合

移動中は意外と商品が動くので、
袋のまま入れておくと思わぬ破損の危険があります。

折り畳みのコンテナを車に積んでおくと、移動中の商品へのダメージを防ぐことができます。

まとめ

今回は店舗せどり実践編として、具体的な仕入れの流れを紹介してきました。

店舗せどりの仕入れ方法を徹底解説!その1と合わせて読むことで、店舗せどりの基本をしっかりおさえられます。

読んだ方は、ぜひ実際に店舗に足を運んでみましょう!

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