店舗で商品を仕入れる時に、値引き交渉をしたことはありますか?
成功すれば利益が増えるのは分かっていても、なかなか言いづらいですよね。
そこで今回は、店舗せどりでの値引き交渉のやり方を解説します。
小売り店はなぜ値引きをするの?
これを理解していないと、値引き交渉もうまくいきません。
それはもちろん、商品を早く売り切りたいからです。
お店には、毎日のように次から次へと新商品が入ってきます。
そして、古い商品をいつまでも置いておくスペースがない店舗の方が多いです。
また「売上ノルマ」や「資金回転」などの理由もあります。
そういう店舗は少し値引きをしてでも古い商品を早く売りたいので、値引き交渉に応じやすくなります。
ですので、新商品で値引き交渉しようとしてもあまり効果はありません。
型落ち品や廃番品などを狙うと、価格交渉がスムーズにできます。
交渉のコツ
よく行く店舗の場合
近所でよく使う店舗では、店員さんと顔見知りになるのがポイントです。
- 値引きする権限がある人を把握する
- まずは雑談で仲良くなる
- 何度も通って店員さんとの距離を縮める
- 仲良くなってきたら、売れ残って困っている商品なども買ってあげる
- さらに距離が縮まってから値引き交渉する
この手順で交渉していきます。
時間はかかっても、長期的に見たらかなりの値引きをしてくれます。
あまり通えない店舗の場合
滅多に行かない遠方の店舗の場合は、
時間をかけた交渉ができません。
- まずは値引き権限のある人を把握する
- 業者である旨を伝える(業者NGの場合は諦める)
- 処分に困っている商品はないか聞く
- それらと抱き合わせでいいので安くならないか聞く
という方法が使えます。
過度な値引きは厳禁
とことん値引きしてもらおうと粘る人もいますが、
それでは店舗との関係が長続きしません。
自分が販売している商品を「ほかのショップの方が安いからもっと安くして」と言われたら、いい気分はしませんよね。
値引きするということは、自分たちの利益を削るということです。
自分がやられても嫌にならない範囲で交渉しましょう。
明らかに原価割れてしている他社の値段を見せて、
同じ価格で売るように強要することは1番やってはいけません。
お互いに良い取引ができるようにしましょう。
値引き率の目安
では、どのくらいの値引きが実際の落とし所になるのでしょうか?
通常の商品ならば、商品価格の10%程度なら値引きしてくれる可能性が高いです。
交渉がうまく行ったとして、20%オフくらいまでが現実的な値引き率です。
家電量販店で買い物をすると10%のポイントがつくところがありますが、
これはそのくらいならば店に利益を残せるという目安でもあります。
まとめ
最後に、どの店舗でも共通して使えるテクニックを紹介します。
- 値引きの権限をもつ店員さんを把握する
- 店員さんがノルマで困っているもの(アプリ登録、ギフト等)があれば協力する
- 業者であることを伝える(業者NGかどうか見極めてから)
- 在庫処分に困っているものがあれば、利益にならなくても引き取ってあげる
- 身なりをきちんとする(清潔感のある服装や髪型など)
これらをしっかりやれば、今までよりもスムーズに値引き交渉できるようになります。
是非ともチャレンジしてみてくださいね!