「せどりはもう飽和して稼げなくなる」という意見を、
どこかで聞いたことはありませんか?
これはもう何年も前から、ずっと言われ続けている言葉です。
結論から言うと、そんな事は全くありません。
今後も、Amazonが閉鎖するくらいの事がない限りはないでしょう。
せどりが飽和しない理由
全国の小売の数
経済産業省の統計ページを見た限りでは、
全国に小売店は約142万店舗あるようです
あなたは、そのうち何店舗行ってますか?
全体の1%にも満たないでしょう。
それくらい、店舗は世の中にあるんです。
飽和させようと思っても、とても無理なことが分かりますね。
また、店舗だけでなく「電脳仕入れ」で考えてみても同じです
メルカリだけでも2021年12月の時点で
「25億品」の商品が出品されています。
EC市場の拡大
EC市場も、どんどんと伸長していますね。
これらも右肩上がりで伸びていくでしょう。
それに追いついて飽和させることは、現実的とは言えません。
せどり実践者(せどらー)の実績
世の中のせどりをやっている人の実に90%が、
月商100万円すら到達していないと言われています。
これは、せどりをしている人のほとんどは小さな個人商店を営んでいるような状態であるということです。
つまり「仕入資金に上限がある」ということです。
取り組んでいる人が1万人いたとして、平均月商100万円とした場合
「1万人×100万円」で「100億円」です。
1年間で1200億円なので、EC市場全体の売上規模の10兆円の「約1%」ほどです。
これでは飽和するわけがありませんね。
実力者はせどりをやめて次のステージへ行く
先ほど、そもそも90%のせどらーがあまり稼げていないと話をしました。
残りの10%の実力者は、せどりで実績をあげたら次のステージにうつります。
実力がある人は、せどりで身につけた経験を活かして
自分のやりたいことやもっと稼げることを始めます。
なので、せどりで稼げる人はせどりというステージを卒業してしまいます。
なので「せどり市場」は、「新規参入者」や「停滞している」プレーヤーが多いのです。
これは「新しく始める人」にとって「強いライバルがいない」有利な環境なのです。
価格差はなくならない
資本主義である以上、世の中から価格差というものは絶対に無くなりません。
「せどり」は「物販の取引手法の1つ」です。
「物の売り買い」は「貨幣制度」が始まった大昔からずっと続いている
ビジネスの基礎であり、源流になります。
また、人が生活をする以上「物の売り買い」はなくなることはありません。
「物の売り買い」があれば「地域」や「事情」などの価値条件や
「需要(欲しい人)」と「供給(売りたい人)」のバランスなどによって
「価格差」はかならず起きます(資本主義の1つの在り方)
「価格差がなくならない」と言うことは、
せどりできる商品がなくなることはないという事です。
つまり、せどりは無くなりません。
なぜ「飽和する」と言われ続けているの?
これは簡単ですね。
それを吹聴する事で、自分が儲けようと企んでいる人がいるからです。
専門用語で「ネガティブマーケティング」と呼ばれています。
単純転売以外の手法やノウハウを販売したい人は
せどりを非難して、その人たちを自分のコンテンツに誘おうとしているわけです。
不安を煽るには、「飽和して稼げなくなる」という言葉は
とても使い勝手のいい言葉です。
言葉巧みに人の不安につけ込み、商品やサービスを売り込んでくる手法です。
私も含めて「ポジショントーク」というものがありますので
1つの情報を鵜呑みにせず「色んな角度で見る」「自分で調べてみる」など
正しい情報を得て、自己防衛をしていきましょう。
まとめ
「せどりは飽和して稼げなくなる」という意見が間違っていることを解説してきました。
こういったことを吹聴している人には、近づかない方が無難です。
そういう人は、何か他のモノを売りつけようとしているか、
あなたを出し抜こうとしている可能性が高いのです。